婚活パーティーでノンスモーカーが大人気の理由 | 喫煙者と非喫煙者が歩み寄れるラインは?
最近、ノンスモーカー(非喫煙者)限定の婚活パーティーが増えてきています。
“タバコを吸っていても、そこまで肩身の狭い思いをすることが無かった時代”を通ってきた世代からすれば、「結婚でタバコを吸うとか吸わないとか、問題にしなくていいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、今の時代は違います。
今回は、ノンスモーカー限定婚活パーティーの人気度UPおよび、ノンスモーカーがモテている現状について、結婚相談所のプロカウンセラーの見解をまとめてみました。
「私もノンスモーカーと結婚したいな……」
「ノンスモーカーにはなれそうもないから、結婚できないかな……」
など、上記のような気持ちを抱く人に読んでいただきたいです!
目次
独身者の約7割が「タバコを吸わない人と結婚したい」と思っている
2019年に国立がん研究センターが、『家族のたばこについて国民意識アンケート』を実施。
それによって、独身者の約7割が「結婚する人は絶対タバコを吸わない人がいい」または「できればタバコを吸わない人がいい」と考えていることが分かりました。
「絶対タバコを吸わない人がいい」と限定しても5割弱、つまり結婚相手を選ぶ条件にタバコが極めて大きく関係しているのは明らかです。
このアンケートは、2,000人(喫煙者:1,000人・非喫煙者1,000人)に対して行われたものなので、出た数値を“世の意見”と見なしたとしても、そう差支えはないでしょう。
【参考サイト】
⇒ 国立がん研究センター『家族のたばこについて国民意識アンケート調査報告書公表』
婚活パーティーにおいてもノンスモーカー(非喫煙者)は人気?
先述したように、今やノンスモーカーに限定された婚活パーティー・街コンが数多く開かれているくらいですから、ノンスモーカーというだけで1つアドバンテージがあるのは確か。
また婚活パーティーだけでなく、結婚相談所に登録してお相手を見つける条件にも、「タバコを吸わない人」と挙げる人が非常に多いです。
ノンスモーカーが婚活で人気な理由は「嫌なニオイやヤニが無いから」
なぜ、これほどに婚活市場でノンスモーカーが重要視されているのでしょうか?
まずは喘息の疾患がある人など、「体質的に絶対にタバコを吸う人がNG」がいう人がいます。
そして「自分の都合でNGではないけれども、将来子どもを作り育てることを考えると、やっぱりNG」という人(特に女性)も多いです。
上記以外で、ノンスモーカーが婚活で人気な理由は「タバコを吸う人に特有の嫌なニオイやヤニがないから」と実にシンプル。
タバコそのもののニオイだけでなく、タバコのニオイを消すための香水や、車の消臭剤のキツい香りのせいで気分が悪くなるために、「結婚相手はノンスモーカーじゃないと……」という人もいます。
【ノンスモーカーと結婚したいと思う、他の様々な理由】
・自分が禁煙に成功したばかりなので、相手に吸われるとツラいから
・ノンスモーカーは食事の時間を楽しんでいるから
・ノンスモーカーとは趣味のスポーツを一緒に楽しめそうだから
・やさしい雰囲気を持つ人が多いから ※女性⇒男性
・綺麗な人が多いから ※男性⇒女性 ……etcこれらの理由には、タバコを吸う人に対する“偏見”や“先入観”も含まれますが、「傾向としては確かに多いのだろうな」とも思えます。一概に否定も肯定もしにくい、難しいラインですね。
ノンスモーカー限定の婚活パーティーにこだわる必要が本当にあるのか、1度考えてみよう
体質的な問題で「絶対にノンスモーカーの人でないと困る」のではなく、ただ何となく「タバコを吸うよりは吸わない人の方がいいかな?」くらいの希望であるとするなら、ノンスモーカー限定の婚活パーティーや街コンの参加にこだわる必要はないと思います。
当然ながら、タバコを吸う人の中にも素敵な人はたくさんいるのに、そのお相手と出逢える可能性を始めから排してしまうのは、婚活において極めてもったいないことでしょう。
実際、片方がタバコを吸ってもう片方は吸わない仲良し夫婦がたくさんいるのは、お互いに歩み寄ること・気遣いをすることを、普段の生活で意識しているからではないでしょうか?
こと、結婚のお相手を探す段階でも、そうした“歩み寄る意識”は大切だと思われます。
「非喫煙者」から「喫煙者」への歩み寄り
タバコを吸わない人が、タバコを吸う人を「嫌だな……」と思う気持ちの大半は、タバコ特有のニオイやヤニに対して向けられることは、先述した通りです。
であれば、「タバコを吸うからダメ」と決めつけなくても、一緒にいる相手が不快にならないよう衣服の消臭を行っていたり、喫煙マナーをしっかり守っていたり、家では吸わない・デート中は吸わない・外食中は吸わないなどルールを作って守っていたりするなら、十分OKではないでしょうか?
喫煙者を一様に「ダメ」とくくるのではなく、「マナーを守れない喫煙者はダメ」くらいまでは、ハードルを下げてあげていいでしょう。
「喫煙者」と「非喫煙者」の歩み寄り
非喫煙者の方々が喫煙者から聞いてみたいのは、結局のところ「タバコやめるよ」という言葉かもしれません。
しかしそう簡単にいくものではないことは、禁煙を試みて失敗した経験がある人なら分かるはず。
必ずしもタバコを止めずとも、本数を少しずつ減らしていく姿勢を見せたり、ニオイがつくと分かっているぶん、より清潔な身なりを整えたりすれば、話していないうちから嫌われることは減るでしょう。
【まとめ】限定に限定されない婚活の薦め(すすめ)
以上、ノンスモーカー限定の婚活パーティー・街コンが増加していることを受け、結婚相談所の結婚カウンセラーが思う、“タバコと婚活”の関係についてまとめてみました。
おそらくこれからも、「できればタバコを吸わない人と結婚したい」と考える人が、独身者の多くを占め、その需要が大きい限りは、“ノンスモーカー限定の婚活パーティー”も絶えず開催されていくでしょう。
それは、決して間違ったことではありません。
「タバコを吸わない人じゃないと結婚できない!」という人が結婚のお相手を見つけにいくにあたって、ノンスモーカー限定婚活パーティーは、このうえなく合理的です。
ですが少しだけ考えてみて、譲れる余裕があるのならば、“限定に限定されない婚活をする”ことも、悪くはないと思います。
タバコを吸う・吸わないに限らず、何もかも理想通りの夫婦はいません。
譲れる条件は譲ること、これが素敵な結婚相手を見つけ、永く添い遂げていくための秘訣なのかもしれません。
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