「お見合いパーティーはノーネクタイでOK」は危険?| 意外と厳しい女性からの視線

2020/01/31

ノーネクタイ

男性がお見合いパーティー・婚活パーティーに出かける服装の基本は、シャツ」×「ネクタイ」×「ジャケット」の、フォーマルコーディネートです。

しかし最近は、お見合いパーティーの多様化や、「女性と違ってオトコの服装は似たり寄ったりで詰まらない」という考え、あとは単純に「暑い」「苦しい」といった悩みから、ノーネクタイコーディネートがフィーチャーされつつあります。

 

ただ、確かに実際にノーネクタイでパーティーに参加する男性もいるのですが、かといって「今どきはノーネクタイ」「1対1のお見合いじゃなかったらノーネクタイでもいい」「ネクタイは要らない」という決めつけは良くないかもしれません……。

 

ノーネクタイのコーディネートには、以下のような“女性視点の厳しさ”がありました。

ノーネクタイは一部の女性から「ラフなイメージで来られた」「結婚を軽く考えてる?」と疑われがち

不評イメージ

お見合いパーティー・婚活パーティーで、「ノーネクタイだからこそ素敵!」と思う女性は、おそらくいません。

一方で、「ノーネクタイなのはどうなの?」と疑問を抱く女性は、意外にも多くいらっしゃいます。

 

実際に、ノーネクタイの男性の第一印象がイマイチに思えたという女性からは、「ラフな気持ちで来られた感じがして嫌だった」との意見がうかがえました。

もちろんじっくり話してみれば、服装に関係なく真摯な男性・真面目な男性であることは分かるはずですが、いかんせんパーティーという場においては、コミュニケーションよりも先に第一印象で“ふるい”にかけられてしまいます。

 

ノーネクタイであることで、一定数の女性に「この人、気軽な出会いが欲しくて来てるのかな」「だったら、本気で結婚したい私とは合わないな」と敬遠されてしまう可能性があるなら、わざわざネクタイを外す必要がないのでは……というのが、結婚相談所でアドバイザーをしている人間の率直な意見です。

~ ネクタイありは没個性ではない! オシャレなネクタイで差をつけてみよう~

「ネクタイがあるから似たような服装になってしまう。だからノーネクタイのほうがいいのかな?」というのは、誤解です。

逆に“没個性”を避けるときこそ、ネクタイが活躍すると言えます。

『giraffe(ジラフ)』『Paul Smith(ポール・スミス)』などのブランドネクタイは、平凡なスタイリングの中で、いいアクセントとなるでしょう。

とはいえ、とてもシャツと合わせるものではないような、ド派手なネクタイはセンスを疑われるのでNG。

ネクタイ選びに自信がない男性は、清潔感があって女性に好感を持たれやすい、水色×ストライプ(ボーダー)のネクタイなどを締めていくのが無難です。

ノーネクタイコーディネートにする時の注意点

NGイメージ

「今どきのお見合いや婚活は、ネクタイ要らず」という前提が正しくないことを踏まえたうえで、ノーネクタイのコーディネートに挑戦するなら、「これだけはNG!」というポイントを回避しなくてはいけません。

 

以下でその例をいくつか、挙げておきます。

【1】シャツの襟もとや手首の汚れは厳禁

特に夏場、クールビズスタイルの時期に気を付けたいのが、白いシャツの襟もとや手首の汚れです。

シャツをきちんとクリーニングに出していないと、皮脂がついて黄ばんで見え、いわずもがな不潔な印象に写ります。

 

自分では「まぁこれくらいは……」と思う汚れでも、見た目に気を遣う女性から見れば、「すごく汚い!」かもしれません。

ネクタイを締めることで得られる清潔感を手放すぶん、ノーネクタイ時の服装の清潔感には徹底的に気を配りたいものです。

【2】シャツから肌着がのぞくとだらしない

ネクタイを締めていないと、シャツの首元が緩みます。

この時、シャツの中に着ている肌着が見えてしまうと、だらしなくカッコ悪い印象を与えてしまいます。

 

「だらしない」⇒「気合いが入っていない」⇒「結婚に対して真剣ではない」と捉えられかねないので、シャツのボタンはきっちり留めるシャツの色から浮かない肌着にするなど、向き合う女性を不愉快にしない配慮が絶対的に必要です。

【3】組み合わせはさておき、オーバーサイズはNG

この際、ノーネクタイコーディネートのオシャレな組み合わせについては、置いておきます。

ただし気を付けたいのは“サイズ感”

 

パンツが太すぎたり、ジャケットの肩幅が合っていなかったり、ジャケットの手元からシャツが飛び出していたりしませんか?

こうしたオーバーサイズは総じてNGなのですが、意外と気付いていない男性が多いのが現実です。

 

普段から洋服を購入する際は、試着するクセをつけて、自分にカチッと似合うサイズ感の服がどんなものかをきちんと知っておくことがベターでしょう。

~ 許容範囲なノーネクタイコーディネートの例 ~

◆ ポロシャツ×ジャケット

 ノーネクタイなしでも爽やかな印象、カジュアルな出会いの場ならOK。
 しかし、ジャケットを携えていないのはマナー違反!
 暑くても、サマージャケットは持っていきましょう。

◆ シャツ×ニット

 シャツをニットの中に着こむスタイルは、冬場のパーティーではアリ。
 しかしニットの色の目立ちすぎや、シャツのオーバーサイズはNG!

◆ ジャケパンスタイル

 セットアップではないジャケットとパンツを合わせるスタイルは、
 個性を出せる一方で、オシャレにする難易度が高めです。
 無難に行くならネイビーを基調にしたコーディネートが◎。
 ベージュやモカはオトナの男性には似合いますが、
 若い男性だと老けて見えることに注意しましょう。

【まとめ】ノーネクタイで個性を出すよりネクタイありで好印象を与えるほうが得策

以上、「今どきネクタイに縛られるのはナンセンス、オシャレなオトコはノーネクタイ!」という考えに、婚活アドバイザーとして「ちょっと待った!」をかけさせていただきました。

女性ウケするオシャレというのは、往々にして難易度が高いもの。

 

普段ファッションに興味のない人が、ヘタにノーネクタイコーディネートに手を出すと、前提であるべき“キッチリ感”が出ず、ただ「だらしない」「やる気がない」などとマイナスイメージを与える残念なコーデに仕上がりがちです。

 

ネクタイコーデ

もしも、本気で結婚相手を見つけるつもりなら、女性に受け入れてもらうことを重視して、ノーネクタイコーディネートで個性を出すのではなく、定番でお硬くても“シャツ×ネクタイありのコーデ”にするほうが得策でしょう。

「ネクタイが苦手でどうしてもしたくない」、または「暑いから我慢できない」という男性も、この記事で挙げたNGノーネクタイコーデにだけはならないよう、気を付けてくださいね。

 

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